俺の串なおさんに。
2016年に行った記事である。
3回目だ。
時は『土佐のおきゃく2016』まっさかりのまっさかり。
ぼくたちの中央公園にはひとがいっぱい。
「前日が雨」「19時前」「今年初のアジアンフードマーケット」ということで、
お客さんがいっぱいになる条件にリーチ・ツモ・フリテンだったか。
ちょっといただいて、その会場を早々に去る。
人がいっぱいなの苦手というか、堪能するにはたくさん待ちそう、一店食べたしいいかーという感情。
人がいっぱいだーっていう混雑苦手思いと、イベント参加してない普通のお店なら今日は意外と穴場かも。
そういうことがあって、来た。
外からお店の店内をチラッと見る。
お、空きがある。
入店。カウンター4つ目くらいの席を陣取る。
変わらずの、大将奥さまからのウェルカムメッセージ。
あれ、
メニューが変わっている。以前は黒板のような記載方法だったと思うが、紙メニューに。
ありゃ、お酒も『本日の追加ドリンク』というカテゴリが。
『美丈夫』に『安芸虎』。
ビールをいただく。&キャベツ。
ぽりぽり。
手づかみ。
ぽきぽきぽきんと音がする。
美味なるものには音がするってシャウエッセンさんは言ってらっしゃいましたっけ。
(うーーん。鴨肉馬肉。
ショウガ巻きニンニク巻きもいい。)
悩んで―
「豚ハラミと鶏皮と、鴨肉ロースをお願いします」
豚人間だから。
※最近、呑み会話で「鶏と豚と牛ではどれが一番ですかー?」
ムシマル「悩むけど、(その日の気分とかも左右あるけど)豚が好きかなー、豚トロ好き」
残り二人「自分たちは、鶏好きの鶏人間なんですよー」
そういうことであるならムシマルは豚人間だった!飲み会のムシマル以外の2人は鶏人間であった!コンテストが開かれそう。
そういう会話の記憶があるので豚ハラミ。
そして、先ず来た鴨。
他の方の記事で見たことありますが、頼むの初めて。
うおう、なんていうかちょっと高級感のあるコース料理のメイン張れるような、
そんなスポットライトを浴びるのを待っているような優雅な一品。
薄緑の粉は、わさび塩だと言っていたと思います(間違ってるダメインフォかもしれないので注意)。
黄色い方はマスタード。
ああ、みっちり。
なんか味が濃い、密度が濃いという感じか。
塩も合うし、マスタードも鴨肉の表情をアメリカンに塗り替えるし、いいことづくめである。
づくめ具合はコナン君に出てくる黒づくめくらいづくめ。
豚ハラミ。
握りしめたままの旨さ。
パッと見は岩みたいなのに、ちっちゃいグランドキャニオンみたいなのに、おいしい。
鶏皮。
やわらかい、ぐにんぐにん、甘い。
はー、カレー粉がかかっているのですが、辛く感じずに逆に風味が甘い。
すげい。
4階くらいから飛び降りてしまった方にこの鶏皮を敷き詰めたら大丈夫そうな気がする。
追加ドリンクとやらを行こうと。
「美丈夫しゅわっ」。
あ、小瓶で来た。
手酌でぷはーっ。
炭酸効果で飲みやすぅい。
ステキな時間になってきた。
さあどうしようかな、馬肉ユッケいっちゃうか。
いっちゃった。
これが、美味しい。
海苔とゴマ油とネギの風味で馬肉のトロリ気味の黄身を混ぜ合わせて、柔らかさに粘りもプラス。
「ムシマルさん、これを」。
高知を去ることをこの時告げたムシマルに、餞別の一杯をくださる。
(美丈夫、の・・・?)
「美丈夫の一番いいお酒です。純米大吟醸です」
『夢許(ゆめばかり)』というらしい。
ことばのいみはよくわからんが、なんかいい言葉。
ほえー、ありがとうございます。
ちびり。
うまい。
キツサが全然ない。
一番好きな酒が『亀泉 CEL24』なんですが、これはそれに匹敵な美味しさ。
あっちを花にたとえたことあるんですが、こっちは『星』かも。
比較だと甘さや香りは亀泉に軍配なんですが、ふうわり味の広がりはこちら。
ぐわー、これに慣れたら、海原雄山みたいにすごく素敵なやつ以外をこき下ろしそうなのでちょっとだけをちびちび堪能。
左席の方が、友達ブロガー『紅千鳥』さんのお知り合いの方。
それを知ってちょこちょこお話。
なおさんに来ると毎回隣の別客さんとお話してるなーと思う。
その方の注文されたお酒を撮らせていただく。
こちらも本日の追加ドリンク『安芸虎』。
ひゃあ、きれいなの。
薄っすら縁取り水色。
その方がなおさんに聞かれる。
「なおさん、前はこんなの(追加ドリンク)なかったよねー」
「近藤酒店さんから、たまにこういうお酒をおすすめいただくんです」
おお、こんじるさんが。
あ、あとお隣の方と大将さんと、チャンジャについて語った。
こちらのチャンジャ辛いよ問題について。
協議の結果、なおさんのご出身地がお刺身たべるときにお醤油に唐辛子みたいなことをされるらしく、
そこで育ったなおさんの辛さ耐性は常人のそれを凌駕するのではないかということになり、考察を終わる。
お会計4,200円。
今回、レバーもせせりももも肉もいただかなかったのは、
また来ようという思いなのだ。
あえて心残りを置いていくスタイル。
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